2012年9月12日水曜日

【新発売】H&Y SPRO1 サーキュラーPL(CPL)フィルター


CPLフィルターの紹介です。入荷したのは香港H&Y社のフィルターです。H&Yは新興のフィルターメーカーですが、某有名メーカーのOEMを手がけていただけあって、品質は日本製品と比べても引けを取りません。

製品材料には日本やドイツ製のガラスやコーティングを採用しており、廉価な中国製のフィルターとは一線を画します。中国製の廉価フィルターはちょっと、でも日本製のフィルターは高くて手を出しにくいという方にオススメです。品質とコストのバランスがとれた製品です。


今回、STOKが取り扱いを開始したのは同社の「SPRO1 Circular Polarizer CPL Filter」です。

PL(偏光)フィルターは、光の表面反射を除去するフィルターです。水面やウインドガラスなどの『反射除去効果』と、青空や樹葉、山肌、建物などの色彩を非常に鮮やかにする『色彩コントラスト効果』が得られます。風景写真を撮影する際には欠かせないフィルターです。

H&Yのフィルターは旭硝子のフィルターガラスを採用し、厚さは7mm(77mm径製品、ネジ部分含む実測値)の薄枠設計により、ワイドレンズでも安心してご使用いただけます。レンズは、薄枠ながらフィルター前部に同径のネジを設けており、レンズキャップの取り付けが可能です。


製品は、フレアー、ゴーストの発生を抑えるため、マット(つや消し)加工のフィルター枠を採用するなど品質に対するこだわりが細部に見えます。マットブラックのフレームにブラックで文字がプリントされており、デザイン製が高いのが特徴です。

余談ですが、国内メーカーのフィルターも現在では多くが国外(主に中国)で製造・加工(ガラスは日本製と言うことです)をしています。ケンコーは中国に工場があるようで、確かに同社のフィルターには「Japan」の文字はありますが、「Made i n Japan」とはなっていません。ガラスなどの材料を日本から輸出し現地で組み立てしているので、品質にはまったく問題ありません。

また、巷では安価な中国製のCPLフィルターが出回っていますが、安いCPLフィルター(目安として3,000円以下)はフィルターガラスの品質が低いので、撮影した画像がボヤケたような感じになります。コンデジであれば安価なフィルターでも影響は少ないですが、一眼レフなどには性能の良いフィルターを使うことをオススメします。

PLフィルターは商品の性質上、経年劣化が起こりやすく、保管状況にもよりますが寿命は5年程度といわれています。使用後は必ず付属のケース(一般的なものは紫外線カット加工がされています)に入れ、冷暗所で保管することをオススメします。

CPLフィルターは高価な製品ですから、お買い上げの際はフィルター径の大きいものを購入しておけば、ステップアップリングを利用することで口径の小さい他のレンズでも流用することができて便利です。当店の販売状況をみても77mm径のフィルターが一番人気のようです。

【STOK SELECT】H&Y SPRO1 広角対応薄枠ワイドバンドプロCPLフィルター(67mm)


【STOK SELECT】H&Y SPRO1 広角対応薄枠ワイドバンドプロCPLフィルター(72mm)


【STOK SELECT】H&Y SPRO1 広角対応薄枠ワイドバンドプロCPLフィルター(77mm)

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